【自主トレを頑張っているジュニアアスリートへ!第9回】

SOSアスリートラボの大森です。

全国で自主トレしているジュニアアスリートに向けて、トレーニングの際の押さえて置いた方がいいポイントを10回ぐらいに分けてお伝えしています!
ぜひシェアしてくださいね。

第9回目!!
前回の筋力トレーニング・体幹編②ついてお伝えしました。
今回は続きの「筋力トレーニング・体幹編③」についてお伝えしていきますね。

前回の投稿では『体幹だけでなく全身を鍛えるべき』という内容でしたね
今回はそもそもなぜ体幹が弱くなっているのか?という根本原因を追究していきます。

それは遺伝的に体幹が弱いとかはありません。
ときどきトレーナーとして声を聴くのは「もともと腰が弱い」という言葉です。

もともと…
もともとっていつから?
生まれたときから?

そんなことはありません。

たまに『もともと体が硬い』ってジュニアアスリートもいます。

もともと…
もともとっていつから?
生まれたときから?

そんなことはありません。
硬かったら、お母さんのお腹の中から「引っかかって」出てきて(生まれて)ないですから笑

話を戻します笑

厳しい言い方になりますが、「もともと腰が弱い」ちゃんと自分の体幹機能を見つめなおし、改善する努力をされていなかったか、努力する方向が違っていたかだと思います。
そもそも体幹機能が落ちていくのは、姿勢などの影響や、運動不足による体幹保持機能を効率的に使う機会が減っていることが主な原因とされています。

簡単に言えば、姿勢が悪く生活していると体幹は弱くなるということです。
つまり若くても体幹機能が落ちていることは十分あり得るということです。

そして、傾向としては股関節が硬いジュニアアスリートは体幹のコントロールが苦手です。

では、あなたはお腹に力を入れられますか?
力を入れたお腹を軽く押してみて、ちゃんと張りがあることが確認できますか?

「よくわからない」

と感じたジュニアアスリートは、きっと体幹機能が落ちています。
感じ取れにくいということ自体が、体幹機能が落ちている証拠なのです。
※第6回の投稿でも『意識と力(運動神経と感覚神経)』の話はしてましたよね。

感じ取れにくいなーと感じた人は早めに対処しましょう。
放っておけば、ジュニアアスリートでも腰痛や膝痛の原因にもなります。

ちなみにジュニアアスリートのトレーニング指導をしている以下の症状が出る選手がいます。
〇腹筋をすると首が痛くなる

このような選手からアドバイスを求められることが多いです。

そもそも腹筋を使っているのに首が痛む原因は?

それは…

首を使いすぎているからです。

本来は首は大きく動かさず、安定させている状態で、お腹周辺を伸び縮みさせることが腹筋正しく行う場合の注意事項です。

本来は腹筋を行うときには、体を丸めるときに、胸郭も少し潰れながら体全体が均一にカーブしていくことが重要となります。
しかし、胸郭と呼ばれる肋骨周辺(胸椎も含む)が硬くなっていると、胸郭の動きが出ないため、首の動き過ぎが起こり首の痛みが起こります。

このような状態で腹筋動作を継続することは、頸部のケガに繋がることもあります。
そのような方は、ムリなく、胸郭(胸椎)の柔軟性を高めながら腹筋運動を行うと良いと思います。

胸郭(胸椎)が硬くなっている人は多いです。
その胸郭の硬さ、つぶれから、お腹が出ている人もいます。

ぜひ、そのあたりも見極めながらムリなく継続的に実施しましょう!!

ジュニアアスリートにやってもらいたい筋力トレーニング・体幹編②!!

①フロントアップ

②キックアップ

 

「ポイント」
○腰が浮かない
○大きな動作よりもコントロールされた動作
○反動を使わない(手足を振らずに垂直に動かす)

「回数・頻度」
週3回
各20回×2~3セット

次回が最終回!!「筋力トレーニング・上半身編」についてお話しします!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~第1回:ランニングしていて効果は出るのか?
第2回:プレー中に息が上がらないようにするために
第3回:競技を見据えた運動強度でトレーニングする
第4回:トレーニングのよくある勘違い
第5回:ジュニアアスリートは筋トレして良いのか?
第6回:どうせやるなら効率的に!
第7回:体幹トレーニングの本質
第8回:そもそも体幹トレーニングとは?
第9回:なぜ体幹が弱くなる!?
第10回:猫背はヤバい!?
第11回:競技を極めるための極意!!

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