SOSアスリートラボの大森です。
全国で自主トレしているジュニアアスリートに向けて、トレーニングの際の押さえて置いた方がいいポイントを10回ぐらいに分けてお伝えしています!
ぜひシェアしてくださいね。
第7回目!!
前回の筋力トレーニングを効果的行うためのポイントについてお伝えしました。
今回は今流行!?の「筋力トレーニング・体幹編①」についてお伝えしていきます。
体幹トレーニングって最近よく耳にしますよねー
そして、ラボへの問合せでは「体幹が弱くて」という相談が多いです。
その時、私たちが抱く疑問は以下です。
○そもそも体幹はどこってわかっていますか・・・
○体幹が弱いって一般の方が判断できることではないのですが…
まず、ここだけ考えても『曖昧な根拠』であることは明確です。
■バランスが弱い
■当たりに弱い
■動きがぎこちない
など体幹が弱いから起こる症状でないものを「体幹が弱い」と判断し、体幹トレーニングを実施して満足するというのは専門家からみても怖いです。
ましてや最近では小学生でも腰痛は起こります。
中高生では腹筋・背筋などの体幹トレーニングを行っても腰痛がある的な声を聴きます。
ですので今回の投稿ではそのあたりの整理をしていただければと思います。
【そもそも論】
○なぜ体幹トレーニングが必要なのか?
○体幹トレーニングを行うだけで良いのか?
○そもそもなぜ体幹が弱くなっているのか?
などを考えながら進めていきますね。
まず「体幹」とはどこを指すかというと、体から手、足、頭を取り除いた「胴体」の部分になります。そこには脊柱や骨盤、肋骨や肩甲骨などの部分も含まれています。
つまりお腹まわりだけのことを、本来「体幹」とは呼びません。
そのあたりも考えていくと、体幹を鍛えるということは、ただ「腹筋・背筋」だけを鍛えれば良いというわけではないことは何んとなーくわかっていただけますね。
そもそも私がトレーナーとして活動していて、耳を疑うのは毎日腹筋100~300回実施しているというジュニアアスリートに出会った時です。
まだ1日で何回かに分けて実施しているのでしたらよいと思います。
でも話を聞くと結構連続で実施しているジュニアアスリートも多いです。
そんなに回数を行えるってことは…
腹筋が強い
のではなく…
腹筋が使えていない、もしくは省エネ過ぎるから持続できると捉える方が自然かと思います。
そもそも腹筋群は、体を支持するときに多く働く種類の筋肉ですから、速筋(白い筋肉)よりも遅筋(赤い筋肉)の割合が多いです。
遅筋は持久力に長けていますので、多く回数を行うことは、なんら問題はありません。
しかし、回数が多すぎるということは、それだけ出力が弱くなっていると捉えることができますから、回数の設定には注意したいです。
「結論」
〇数をやれば良いってものではない
〇質にも拘れ
〇体幹はしなやかに働く程度に鍛えるべし。
次回は「筋力トレーニング・体幹編②」についてお話しします!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~第1回:ランニングしていて効果は出るのか?
第2回:プレー中に息が上がらないようにするために
第3回:競技を見据えた運動強度でトレーニングする
第4回:トレーニングのよくある勘違い
第5回:ジュニアアスリートは筋トレして良いのか?
第6回:どうせやるなら効率的に!
第7回:体幹トレーニングの本質
第8回:そもそも体幹トレーニングとは?
第9回:なぜ体幹が弱くなる!?
第10回:猫背はヤバい!?
第11回:競技を極めるための極意!!